アルツハイマー病既存治療薬剤の患者1人当たりの年間薬剤費、及び患者1人当たりの年間薬剤費300万円以上の薬剤にについて
アルツハイマー型認知症の新しい治療薬「レカネマブ」(製品名・レケンビ)について、中医協(中央社会保険医療協議会)は、先月(2023年12月)公的医療保険適用を承認し、公定価格(薬価)は、1人当たり(体重50キロの場合)年間298万円となる見込みとなった。
2022年4月~2023年3月の1年間、G30アルツハイマー病における下記既存のいずれかのアルツハイマー治療薬剤を処方された1患者当たりの年間薬剤費(10割)をMDVデータより算出した。
対象期間2022年4月~2023年3月まで、データ提出いただいている対象医療施設数411
参考情報:
AnswersNews -アルツハイマー病治療薬「レケンビ」発売、エーザイはどう市場を開拓していくのか
(記事内「認知症治療薬の処方患者数の推移」当社データ提供)
また、同期間の患者1人当たりの薬価が300万円を超える薬剤(ATC5コード)に関する一覧、そしてそれぞれのATC5コード内に含まれる薬剤(製品名単位)の1患者あたり年間薬剤費が300万円を超えている件数を見てると、抗がん剤や血友病A、血友病B、関節リウマチ及び自己免疫疾患、C型肝炎等の治療薬剤が上位となった。
対象期間2022年4月~2023年3月まで、データ提出いただいている対象医療施設数411
●注意事項、1年間のスナップショットでの集計であり、使用開始からの1年間の観察ではなく、期間前開始患者や期間途中での開始患者も対象。
※1:実患者100名以下の高額な希少疾患は除外。
※本記事は2024年1月5日付で公開されたものです。
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